ポズナニの高層ビル「Bałtyk」について

ポズナニは昨今の経済成長、好景気を受けて中央駅近辺に多くの近代的な建物が建造されています。
今回は2017年の5月に完成したばかりの高層ビル「Bałtyk」について紹介します。

概要

ポズナニ中央駅から目の先で、イジェツェ(Jeżyce)地区にあたる好立地に建てられた現代的な高層ビル「Bałtyk」は、オフィスからレストラン、カフェなどがテナントとして入った複合施設です。
ポーランド大手の不動産投資会社「Garvest」による投資によって生まれたプロジェクトで、デザイン設計は世界的にも有名な「MVRDVスタジオ」によるものです。

2014年11月に工事が開始され、完成までの期間は30ヶ月間を要しました。総面積は実に25,000平方となります。
投資額は150,000,000ズロチとされています。

ポズナニを象徴する施設

「Bałtyk」はポズナニを象徴した建築物と言えます。
ポズナニはポーランド史において、初代ポーランド王国の首都としても栄えた重要な役割を担う歴史的な街です。
それと同時に隣国ドイツの首都「ベルリン」に近いことから発展してきた経済都市の一面もあります。

その経済成長に伴って成功した近代化はポズナニに残る歴史と絶妙に融合し、現在のポズナニの顔となりました。

つまりポズナニは歴史と近代化が上手く調合して成り立つ街で、「Bałtyk」はそんなポズナニを象徴した建物と言えます。

かつてポズナニの顔であった映画館

1929年から2002年までの間、現在建っている「Bałtyk」の場所にはポズナニの顔とも言える映画館がありました。
その映画館の名前は「Bałtyk」です。

Bałtyk zabudował narożnik Roosevelta i Bukowskiej © Archiwum MTP

多くのポズナニの人々から愛され続け、長い歴史を持った映画館は残念ながら維持が難しく、2002年にその歴史を閉じました。

Zdobyczne projektory Ernemann VII b © Wikipedia

賛否両論

過去に栄えた映画館から複合施設として蘇った「Bałtyk」はポズナニで多くの方々に受け入れられている訳ではありません。
歴史的な建築物や雰囲気を多く残すイジェツェ(Jeżyce)地区にこういった近代的な建物を置くこと自体に否定的な方、こういった取り組みは街を活性化させると肯定的に考える方なぞ様々な意見や考え方があります。

個人的にはかつてポズナニで愛された映画館「Bałtyk」の名前を冠したこのプロジェクトには、その映画館、映画館を愛した方々への敬意、そしてポズナニを良くしていくといった挑戦を見ることができので、非常に好感を持つことができます。

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